割烹 和田
テナントビルへの内装施工
大きな制約がある中で、本物にこだわった
千駄ヶ谷に、その一年前に竣工した波多野ビルの地下のテナントである。施主は本格的な、和食割烹を目指す若いシェフで、食器なども修行時代を通じて、こつこつと自分で収集してきた筋金入り、本物の「料理人」である。テナントであるから、当然部屋のしつらえは「内装」になるが、シェフのもつ大変高い理想は見せかけの和の空間を許さない。本物の素材を使うことは勿論だが、それらの空間への活かし方が本物でなければならない。清潔さ、強さ、美しさ、新しさ、すべてが、提供されるサービスや料理のレベルとバランスがあっていなければならない。大変難しい仕事であった。
所在地
建築設計
設備設計
建築施工
工事種別
構造規模
施工面積
竣工
東京都渋谷区千駄ヶ谷
株式会社アカデメイア
有限会社館設備設計事務所
N企画
店舗内装
RC造3階建 B1階部分
54㎡
2006年7月
写真撮影 齋部 功
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