小国町の家

柱梁の基本構造は活かしたままこれから

始まる新しい生活の楽しみ方を考えた

「小国町の家」は、埼玉県北埼玉市にあった築90年の古民家を山形県小国町に解体移築、再生し、現代住宅へと再構築した。

北埼玉市は、積雪はほとんどないが、小屋組は、雪国の積雪にも十分に耐えられるものであった。

柱梁によって構成される基本構造は、ほぼそのまま活かし、田の字プランは残しながら、新しい小国町での生活に要求される空間、機能をちりばめることをした。

三和土による土間、土造りによるかまど、小型の炉付きの掘りごたつなど、古民家での暮らしの楽しみを実現するためのアイテムと共に、鋳物のストーブも居間に設置してある。

居間、土間、およびそれらを取り巻く諸空間で構成される、空間は、これから始まる新しい生活動線を、いかに楽しいものに出来るかということを基本に考えた。

所在地

建築設計

 

建築施工

工事種別

構造規模

敷地面積

延床面積

竣工

山形県小国町

株式会社アカデメイア

(今井 俊介/堤  康子)

株式会社渡部工業

新築(古民家の移築再生)

木造2階建

1,500㎡

180㎡

2009年10月

写真撮影 今井 俊介/堤 康子

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