栗原の家
日本古来の家の「完璧さ」に
現代の価値を融合させる事がポイント
築100年とは思えないほど傷みの少ない古民家であった。土間、板の間の吹き抜けに面する柱、梁には、まったくひび割れがない。また貫の入った漆喰壁(木舞壁)にも全くはがれやひび割れがない。初めてこの古民家を見た時の印象に相応しい言葉は、「完璧」。ただ、仕上げや構造材が完璧でも、その広さや、間取り、寒さ、暗さ、などは現代の住まい方に相応しいとは言えないものとなっていた。この「完璧さ」に現代の価値を与えることが、今回の設計のテーマであった。
所在地
建築設計
建築施工
工事種別
構造規模
延床面積
竣工
宮城県栗原市
株式会社アカデメイア
渡部工業株式会社
改装工事
木造 地上2階
329㎡
2009年1月
写真撮影 今井 俊介
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